近年、街のケーキやさんにも芸術的で、ぜいたくなさまざまに凝ったお菓子が
並ぶようになりました。が、家庭で作るお菓子は、吟味した材料・旬の素材
を充分に使う事ができます。そのうえ技術はともかく、なによりもまず、食べたい、食べさせたい
という愛情がとびきり味わい深いお菓子に仕上げます。上手に作るコツとはまさにそこにあると思います。

庭のきんかんで作ったジャムを使ったケーキ

一般的にパウンドケーキです。いくつかのポイントをクリアすればプロなみのパウンドケーキケーキができます。

【材料】

• (8×8×18?のパウンド型1台分）
• きんかんジャム80g・薄力粉170g
• ベーキングパウダー小さじ1
• 無塩バター100g　グラニュー糖100g　卵全卵1・卵黄2
• 牛乳15～30cc
• ケーク用シロップ
• シロップ（水2・砂糖1）200cc

【下準備】

シロップを作る。薄力粉とベーキングパウダーをこし器でふるいながらきんかんジャムにからませる。こうする事によりジャムが下に沈むことを防ぐ。

【生地を作る】

バターを室温にもどしておく。牛乳を人肌に温めておく。ボウルにバターを入れ練りクリーム状にする。グラニュー糖を4回に分け入れ白っぽくなるまでしっかり混ぜる。全卵と卵黄を入れしっかりすり混ぜる。この時卵を少しずつ加えながらよく混ぜることにより粉とバターが一体化します（下の写真を参照）ここがポイントです。この時生地が瞬間ピカッとします。ここにきんかんジャムを入れさっくりと混ぜ合わせる。粉気が残っている所で人肌に温めた牛乳を回し入れる。

バターに卵を分け入れ、つやが出た瞬間です

【型に流して焼く】

型に流し入れ、上から型ごと落として空気を抜く。パレットで表面をならし、180℃で15分焼き、生地が少しふくらんできたら取り出し、真ん中にナイフで切り入れる。170℃に温度を下げ30分程焼く。焼き上がりの目安は切り目が裂けて中心が盛り上がりその周りが濃いきつね色がつく頃。型からケーキを取り出しバットの上でさまします。熱いうちにシロップをしみこませたら完成です。

焼き上がりのきんかんのケーキです